Xperia acroが日本投入決定!
Sony Ericsson unveils Xperia acro – the ultimate smartphone for users in Japan(SEMC)
ソニー・エリクソン、日本の市場向けXperia™シリーズの新モデル、『Xperia acro』を発表 (SEMCJ)
そろそろ、各携帯電話事業者の夏モデル発表会が行われそうな頃合いです。そんな最中、
Sony Ericsson(SEMC)が日本市場向けオリジナルのスマートフォン"Xperia acro"(エクスペリア・アクロ)の投入を発表しました。日本専用モデルで、世界向けにプレスリリースを出すのは異例のことです。翻訳リリースも、日本法人の
ソニー・エリクソン(SEMCJ)から出ています。
このXperia acroは、NTTドコモからも4月に発売されたグローバルモデルであるXperia arc(ドコモ型番 SO-01C:
ドコモ/
SEMCJ)をベースにして、日本のケータイ(フィーチャーフォン)で一般化している「おサイフケータイ」(モバイルFeliCa)、赤外線通信、ワンセグ(モバイル機器向けデジタルテレビ放送)の機能を追加搭載した上位機種、という位置づけです。
NTTドコモでは、SO-01Cを含めた春商戦向けスマートフォン発表会の際に、山田隆持社長が「おサイフケータイ機能付きのXperia投入も検討している」との発言をしています。少なくとも、ドコモでacroが投入されるのは間違いなさそうです。その際の型番は、SO-02Cなのでしょうか。新年度投入モデルなので、3150円追加で支払えばSIMロックも解除できそうです。
ドコモ以外の携帯電話事業者では、au(KDDI・沖縄セルラー電話)であれば、投入の可能性はあるかもしれません。というのも、SEMCは一度日本市場以外では、auが採用するCDMA2000規格の携帯電話から撤退していたのですが、Xperia arcと同時発表した
PlayStation Phoneである"Xperia PLAY"において、同規格に準拠したモデルを投入しているのです。この開発リソースを活用すれば、Xperia acroのCDMA2000版を開発できる可能性はあります。出るとしたら、IS11Sあたりの型番なのでしょうか。
こういう機種が出ると、必ず「日本向けのカスタマイズは~」と言い出す方もいるのですが、とりあえずGALAXY Sがハードウェア的に世界で何種類あるのか調べてみてから言っても遅くはないと思うんです。日本向けのGALAXY S(SC-02B)も、ワンセグを搭載するか真剣に検討していた過去があるわけですし、日本のワンセグに近いモバイルテレビ機能がブラジル向けのGALAXY Sには実際に搭載されていて... そんなに世界で全く一緒のハードが偉いのか、的な感じです。
そんな愚痴にも似たことはともかく、このように、グローバルさを活かした日本向けのスマートフォンが出てくるということは素直に歓迎しても良いのではないか、と思う次第です。
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