FMV LIFEBOOKの今夏モデルを見てきて思ったこと
今週は2回も汐留にある
富士通本社に行くことになっているせうです、こんにちは。
1回目は、一昨日木曜日。
AMN主催の「
この夏の節電に貢献しよう!富士通FMVタッチ&トライ ブロガーミーティング」に行って参りました。このイベントは、名前にもあるとおり、今夏のパソコンのトレンドである「節電」機能にフォーカスしたFMV LIFEBOOK(ノートパソコン)に触れることがデキルイベントでした。
紹介にもあるとおり、このブログは「大和魂を持つノートPC、ThinkPadをこよなく愛する人間が書く」ものです。よく、「せうさんって、ThinkPad以外のノートパソコンって有って無いようなモノでしょ?」と聞かれます。ほぼ正解であることは否定できないのですが、今メインで使っているThinkPad X200も、いろいろなメーカーのノートパソコンを比較・検討した上で購入したもの。(当時の)FMV BIBLO(家庭向け)・LIFEBOOK(当時は企業向け)も比較・検討していました。他社のPCに触れる機会も積極的に設けないといけない、と考えているからです。
とりあえず、今夏のFMV LIFEBOOKはどんななんでしょうか? 見てきた率直な感想を書こうと思います。
■富士通らしさ「ヒューマンセントリック」
富士通と言えば、最近さかんにアピールしている
「ヒューマンセントリック」。
「人の知恵や行動、及び環境変化から生み出される価値」を広げるような機能を重視して実装しています。今夏のLIFEBOOKでは、人感センサーとしても使える内蔵Webカメラでそれを体現しています。
Webカメラを活用して、離席を検知したら動画再生を一時停止、着席を検知したら再生をする、というのが「人感センサー」機能です。また、Webカメラにキャプチャーされた手のひらを検出し、キーボード・マウスを使わずにスクロール操作やマウスクリック操作ができるのが「ジェスチャーコントロール」です。実際やってみると、前者はともかく後者は結構操作にコツがいるのですが、
コツさえつかめば結構楽しく操作できます。ただ、
楽かというと、結構それは厳しいのかな、と思ってしまうのです。携帯電話では結構上手くいっている「ヒューマンセントリック」機能ですが、パソコンではこれからの洗練が必要なのかもしれないです。懲りずに「らしさ」を磨いていって欲しいです。
■省エネ性
昨今の電力不足情勢を受けて、各社ともに省エネ機能をアピールしています。富士通では、各社ともに取り組んでいるピークシフト機能(ソフトウェアを使って、ピーク時はバッテリー駆動・ピークアウトするとAC駆動するようにする機能)のほか、
FMV LIFEBOOK SH76/D(Amazon.co.jp)において、
未使用時の待機電力が0ワットになる「ゼロワットACアダプタ」を添付したり、AHシリーズ(AH42を除く)とSHシリーズでは
電源が切れている時にACアダプタからの電源供給をカットする「ECO Sleep」機能を実装したりしています。ACアダプタはパソコンから外しているときも、コンセントにさしているだけで、わずかではありますが電力消費が発生していますし、つないでいると、継続して電源供給されているものです。
「コンセントを外して~」というともすると煩わしいことをしなくても便利に省エネに貢献する、ということは非常に素晴らしい取り組みだと思います。
今回のイベントでは
インテルによる第2世代Core iプロセッサの紹介を行っていました。設計の見直しや、それによるTurboBoost(規定の周波数より一時的に周波数を上げて、処理速度を向上する機能)の改善などで、全世代のCore iよりも更に省エネでパワフルになったことをアピールしていました。
■MADE IN JAPANについて
今夏のLIFEBOOKは、大半のモデルが日本国内で開発・生産されています。
日本で作っているという"MADE IN JAPAN"であるということは特にアピールしている、という感じです。自分が興味津々だったSHシリーズ(大画面モバイル)も例外ではありません。一方、自分が普段使っているThinkPadは、日本人が設計する"Designed in Japan"ですが、生産工場は中国など海外にあります。
もちろん、自分も純粋ではないとは言え日本人ですから、日本で作っている、ということに全く惹かれない訳ではありません。しかし、
最近は特にスマートフォンを見れば分かるとおり、日本で最終組み立てしていることが直接売れ行き、あるいはものの良さに大きく影響するか、というとそうとも言えない状況です。
どこで作っているか、ではなく、何を目指して作っているのか、というものをアピールするべきなんじゃないか、とThinkPad使いな自分は真っ先に思ってしまうのです。
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