0. 必要な機材
必要な機材は、以下の通りです。
・ N-08B本体
・ ひかり電話ルータ(無線LANタイプでなくても何とかなります)
・ IEEE802.11g/bに対応した無線LAN(Wi-Fi)アクセスポイント(11g推奨。ひかり電話ルータ[無線LANタイプ]があれば不要)
無線LANアクセスポイントは、なるべく高速であることをおすすめする次第です。IP電話にはある程度の帯域を確保すべきなので...
1. N-08BのWi-Fiをセットアップする
次は、N-08BをWi-Fiクライアントとしてセットアップします。待ち受け画面でEnterキーを押し、デスクトップアイコンにアクセスし、「
Wi-Fiスタートアップ」からかんたんにセットアップを始めることができます。デスクトップにこのアイコンが無い場合は、
MENU→便利ツール→Wi-Fi→スタートアップとたどればWi-Fiスタートアップを起動できます。その後のセットアップ方法は、NECカシオの公式サイトにある「
設定してみよう! N-08BでWi-Fi」を参照するとものすごく簡単にできると思います。
[Wi-Fiスタートアップはデスクトップからアクセス可能!!]
ご覧の通り、N-08Bはクライアントとして使う場合はWPS(Wi-Fi Protected Setup)、AOSS(バッファロー製Wi-Fiルーターの自動設定)、らくらく無線LANスタート(NECアクセステクニカ等のWi-Fiルーターの自動設定)で設定の自動化が可能です。ひかり電話ルータ[無線LANタイプ]であれば、らくらく無線LANスタートに対応していますので、設定が楽になると思います。自分は、WPSに対応したWi-Fiルーターを利用していますが、手動設定厨なので、手動設定しました。
通信設定を変えていない場合、待ち受け設定が「
FOMAシングルモード」(FOMAネットワークの待ち受けしか行わない)設定になっていると思うので、途中で変更を促されます。Wi-Fiを待ち受けできるような設定にしておきましょう。ただし、
「DUALモード」(FOMAとWi-Fi両方を待ち受けるモード)にしておくと、消費電力が増えて、バッテリーの減りが早くなります。
家ではひかり電話の待ち受けしかしない(またはホームUしか使わない)場合は、「Wi-Fiシングルモード」にしておくとバッテリー減りが抑えられます。
セットアップが完了し、接続できると、FOMAのアンテナピクトの隣にWi-Fiのアンテナピクトが出現します。DUALモードの場合、エンボス表示になっている方が優先接続設定になります。
[Wi-Fiピクト登場!!(Wi-Fi優先設定)]
しかし、
これではまだIP電話として使えません。セットアップを続行します。
2. ひかり電話ルータをセットアップする
次は、
「ひかり電話ルータ」でIP電話クライアントを受け入れるように設定をします。とは言っても、そう難しいことはありません。
パソコンのWebブラウザで、ひかり電話ルータの管理画面に入り、
電話設定→内線設定とたどり、
属性が「通常端末」となっている空きエントリーの「利用有無」にチェックを入れて、「設定」ボタンを押すだけです。これでセットアップが完了なのです。あっけないですw
3. N-08BのSIP設定をする
N-08Bに戻って、IP電話として利用する設定を続けます。、
MENU→便利ツール→Wi-Fi→Wi-Fi設定→接続先切替→接続先一覧と辿り、ひかり電話ルータ配下にあるWi-Fiアクセスポイントの設定にフォーカスを合わせて、
Fn+2キー→TTC-SIP自動設定を選択すると、
「TTC-SIP自動設定を実施しますか?」と聞かれたらYESと答えて、
Fn+2キーを押し、完了しようとします。すると
、「TTC-SIP関連の設定を行います。よろしいですか?」と聞かれるので、YESとまた答えます。すると、ひかり電話ルータへの接続設定を自動で行って、完了後、番号通知の有無等を聞かれるので、任意の設定をすればひかり電話としての利用準備は完了です。
[ひかり電話ルータのクライアントにする設定を進める!]
セットアップが完了すると、本エントリー冒頭の写真の通り、Wi-Fiアイコンの横にSIPアイコンが出るようになります。ひかり電話ルータを確認すると、きちんとN-08Bが登録されていることが確認できました。
さて、これで実際に電話できるのかどうか。YouTubeにアップロードしてみましたので、ご覧下さい。
と、いうことで、ひかり電話ルータとWi-Fi環境をお持ちの方は、IP電話としてもN-08Bは活用可能です!! 是非お試し下さい!