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2005年08月10日

最近の小中学生のボギャブラリーが貧弱な件

自分のバイトは、小・中学生が相手です。

常々思っていることがあります。

それは、子供たちのボギャブラリー(語彙)が貧弱なことです。
夏休みになると、「読書感想文を書いてみたから、ちょっと読んでみて意見言ってよ。」みたいなことが多くなるのですが、読んでいると、出てくる言葉の数の少なさに唖然としてしまいます。

文章で飽きを抱かせないためには、同じ事を言うにも、幾通りかの言い回しを知っているといいわけです。

分かりやすい例えを出すとするなら、「どんなに物事に達者でも、用心して取り組まなくてはならない」という旨の文章を書くとします。ことわざで「猿も木から落ちる」、「弘法も筆の誤り」、「河童の川流れ」などは同義で使えると知っているだけでも、文章の幅は広がるでしょう。「『猿も木から落ちる』ことがあるんだから、気をつけなさいよ。」とか言えるわけです。

しかし、今の小中学生は、「『猿も木から落ちる』ことがあるんだから、気をつけなさいよ。」とか言っても、ポカーンとしてしまう子供が多いんです。ことわざをあまり知らない小学校低学年ならまだしも、高学年や中学生でもあまり知らない子供がいるんです。ことわざからのイメージが湧かないわけです。

「読んで字の如く」も出来ないケースが増えつつあります。どうやら、学校でも「漢字は書ければそれでよい」という考え方の先生が増えているようなのです。完全週休二日制による授業時間の削減の影響なのかもしれないのですが、とにかく大変です(漢字すら満足にかけない子供もいるんですから...)。自分は、漢字は意味まできちんと知ることで上手に活用できるという考えに基づいて幹事の指導をしているのですが(主担当は社会ですが...)、一筋縄ではいかないような状況です。

少し、自分は将来の日本を憂えています。

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Posted by せう at 22:09│Comments(0)大学・学問
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