[ネタ]Xiカケ・ホーダイ、その前に。

せう

2011年11月24日 14:30


Xi音声通話端末がなくてもFOMA→Xiの契約変更可能です!

今日、NTTドコモから国内初のLTE対応携帯電話となるGALAXY SII LTE SC-03Dが発売されました。

それに伴い、同じく今日からXi(クロッシィ : ドコモのLTE通信サービスの名称)の音声通話プラン「タイプXi」・「タイプXi にねん」と、これらにオプションとして付けることができるドコモ携帯電話(Xi・FOMA・mova)宛ての通話が定額になる「Xiカケ・ホーダイ」が提供されています。

これらのプラン・オプションは、Xi音声通話プランに対応したLTE携帯電話機がないと契約できない訳ではなく、機種変更を伴わずFOMAから契約変更することもできます。人柱精神旺盛な自分は、端末購入なしで主回線のFOMA音声契約を「タイプXi にねん」と「Xiカケ・ホーダイ」の組み合わせでXi音声契約に変更してきました。ドコモが地域分社だった時代の地域会社間MNP以来、約6年ぶりの契約絡みの大ネタですw

ですが、FOMAからXiに契約変更する場合には、注意しなくてはならない点がいくつかあります。かんたんに注意事項をまとめてみようと思います。
■FOMAカード(青・緑・白)を交付されている場合は交換されます

別に音声契約に限った話ではありませんが、青(Ver.1)・緑(Ver.2)・白(Ver.3)のFOMAカードが交付されている場合は、契約変更によってXi契約に対応した赤色の「ドコモUIMカード」または「ドコモminiUIMカード」(Ver.4)に交換されます(端末が対応しているUIMによってどちらか選べます)。F-02Dの修理ネタでも触れていますが、12ヶ月に1回はこの再発行を無料で行えます。もしも、FOMAカードに電話帳データやSMS(ショートメッセージ)を保存している場合は、予めバックアップを取っておきましょう。

なお、既にFOMA契約でVer.4のUIMカードが交付されている場合は、そのままのUIMカードで契約変更できますこの場合、契約変更が成立してから数十秒~数分ほど通話・パケット通信が出来なくなる場合があります。しばらく経っても通信できない場合は、携帯電話の電源再投入でできるようになるはずです。

■少数ながら、Xi契約では利用できないFOMA電話機があります

現在、手持ちのFOMA対応スマートフォン(MEDIASとGALAXY SII)は、Xiデータ通信契約のUIMカードで利用しています。そこからも何となく(?)分かるとおり、たいていのFOMAはXi契約のもとでも利用・通信可能なのですが、ドコモショップ等で自分のような物好きに配布している「FOMA端末を利用しXi契約されるお客様へ」という公式文章の印刷物によると、以下の端末ではXi契約のもとでは使えないようです。

[Xi契約では使えないFOMA電話機]
● HT1100・HT-01A・HT-02A・HT-03A(以上HTC製)
● M1000・M2501・M702i・M702iG(以上モトローラ製)
● NM850iG・NM705i・NM706i(以上ノキア製)
● BlackBerry Bold・BlackBerry Bold 9700、BlackBerry Bold 9780、BlackBerry Curve 9300(以上RIM製)

と、いうことで、玄人中の玄人が好みそうな端末ばかりXi契約では使えないとのこと。ここに明記されていない端末については、Xi契約でも使える、ということになります。


■iモード契約は継続できます。が、制約も…


「お客様サポート」はspモードかパソコンの"My docomo"から

自分の主回線はiモードとspモードの重畳契約(ISPセット割で月額料金は変わりません)です。そこで気になるのは、iモードの契約を継続できるかどうか、です。結論から言うと、Xi音声契約でもiモードを契約継続することが可能です。もちろん、マイメニューの内容等々も継承できます

ただし、一部の機能に制約が加わります。例えば、上の画像の通り、お客様サポートメニューの一部が利用不可能になります。ネットワーク暗証番号を入れた後にこの画面が表示されるので、ある意味残念感が強まりますorz もしも、各種変更手続きをオンラインでやりたい場合は、スマートフォンにUIMカードを入れ直してspモードでやるか、パソコンのMy docomoからやるようにしましょう

なお、上で利用不可能機種に挙がっているBlackBerryシリーズに関してですが、Xi契約ではBlackBerry関連のサービスを契約できないようになっています。LTE対応のBlackBerryを待たないといけないっぽいですね…


■ 外部接続のパケット通信APN(アクセスポイント)はXi用じゃないと接続できない

iモードケータイにも「アクセスポイントモード」という名のテザリング機能を搭載している機種がありますし、Bluetoothによるダイヤルアップ通信機能に対応している機種もあります。USBケーブルを別途用意すれば、ほぼ全機種でパソコンと接続することでパケット通信することができます。

ここで注意が必要なのが、APN(アクセスポイント)設定です。Xi契約にすると、iモードセンター・spモードセンター以外はXi用のAPN設定じゃないと接続できなくなります。先ほど挙げた「FOMA端末を利用しXi契約されるお客様へ」では、mopera Uとビジネスmoperaインターネット用ではmopera.netに設定するように、と案内しています(ちなみに、FOMA用では、mopera.netのAPNは通常青天井になるものなのでご注意を!!)。これ以外のプロバイダーにおいては、Xi用パケット通信プラン(オプション)を用意しているかどうか確認の上、Xi用APNにつなぐように設定を変えて下さい(プロバイダーによってはFOMA用とは料金体系が異なる場合もあります)。


■月々サポート・端末購入サポート・ベーシックコース購入補助は解除

これらも当たり前かもしれないですが、スマートフォン向けの「月々サポート」・「端末購入サポート」と「ベーシックコース」の端末購入時補助は契約変更での契約解除対象なので、当然ながら解除されます。「月々サポート」以外では、購入補助の残月数に応じた解除金が請求されます。もしも、「端末購入サポート」対象機種を購入していて、かつ「スマートフォンプライスキャンペーン」対象の機種を持っている場合は、機種変更して、キャッシュバックを受けてから契約変更をした方がどう考えてもオトクな予感がします。


■Xi→FOMAで再度契約変更する場合、端末購入を伴わないと「バリュープラン」を選べない

やはり無料通話等が恋しい、ということでXiからFOMAへ再度契約変更する場合、「バリューコース」対応端末購入を伴わないと「バリュープラン」を選べません。つまりは、「ベーシックプラン」での出直しとなります。


とりあえず、注意点で思い浮かぶのはこのくらいです。重ねて、Xi端末はまだ良いけど、っていう人の参考になれば幸いです。
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