JR東日本、デジタル無線2号線区で供用開始!!

せう

2009年03月02日 01:01

日付変わって昨日は、久々に日曜オフでした。

電車やディーゼルカーの運転台が大好きな自分は、現在JR東日本が首都圏で導入を進めている「デジタル無線」(三菱電機と共同開発)装置の事が気になります。

なので、先日、アナログ無線からデジタル無線(※1)に移行した2号線区の様子を見に行ってきました(JR東日本のデジタル無線導入計画についてはこちら[PDFファイル])。

とりあえず、ただ乗るのはつまらないので、北藤岡~高崎で、デジタル無線2号線区のひとつである高崎線に乗り入れる(※2)八高線のキハ110系に乗って来ました。

八高線のキハ110系は、高麗川駅構内と北藤岡~高崎線内で利用するATS-P形(福知山線の事故の際にマスコミが「新型ATS」と呼んでいたもの)を搭載しており、更にデジタル無線を搭載したため、結構表示器が増えてしまいました...


[入れ忘れましたが、ATS-P形表示器背後にはロッドアンテナがあります]

モニター装置は、ATS-P形の列車番号設定器を兼ねており、デジタル無線による通告情報などが表示出来る様になっているのですが、乗車時は表示がOFFになっていました。ですが、高崎線と合流する北藤岡駅からは、きちんとデジタル無線を利用していました。


[「デジタル」モードな無線]

これから、デジタル無線は来年度一杯まで整備が進みますが、輸送混乱時に活躍することを期待しています。

(※1)2枚目の挿絵に書いてありますが、東京で防護無線の盗難によるいたずら発砲が発生したことを受けて、JR本州3社の車両は既に防護無線のデジタル化が完了済みです。JR三島会社についても、本州内に乗り入れる車両はデジタル対応防護無線を搭載しているものの、自社線内完結の車両に関しては、アナログ式のままです。唯一、三島会社でデジタル防護無線化を表明していたJR北海道では、2007年末札幌近郊で防護無線誤発砲事件が発生したのを受けて、2011年6月までに完了するとしていたデジタル防護無線化を前倒しする事を決定しています。

(※2)北藤岡~倉賀野間は、高崎線と八高線の二重線籍区間(高崎線の運転士用時刻表にも「北藤岡」表示がありますが、本線[高崎線]上にはホームがありません)です。なので、厳密には倉賀野~高崎間が乗り入れ区間になります。なお、八高線のデジタル無線化は、電化されている八王子~高麗川間のみの予定です。

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