「成田スカイアクセス」に乗ってきました。

せう

2010年07月19日 12:31



一昨日、京成電鉄成田空港線が開業しました。この路線は、京成高砂駅から成田空港駅までを結ぶ鉄道路線です。実は、全区間に渡って京成電鉄が他社から鉄道施設を借りて運営する形態(第2種鉄道事業者)になっています。京成高砂駅から小室駅(※1)までは北総鉄道、小室駅から印旛日本医大駅までは千葉ニュータウン鉄道(※2)、印旛日本医大駅から成田空港駅までは成田空港高速鉄道からそれぞれ線路や施設を借りて運営することになります。

この京成成田空港線を経由する電車の通称は「成田スカイアクセス」。スカイアクセス経由の電車は、従来の京成本線経由の成田空港行きと比較して、時間短縮が図られます。その代表格が空港アクセス有料特急である「スカイライナー」です。


[新鋭車両「AE形」を投入して日暮里から最短38分で成田空港まで行ける新しい「スカイライナー」]


新しいスカイライナーは、印旛日本医大駅から空港第2ビル駅までの間の新線区間において、在来線では、北越急行ほくほく線並の最高160km/hで運転可能な新型車両「AE形」を投入し、日暮里と成田空港を最短38分で結びます。従来の京成本線経由のもの(AE100形)と比べて、約15分の時間短縮です。

個人的には、東京界隈に住みながら、遠出しなくても「高速進行」(130km/h以上での進行を許可する鉄道信号)を体感出来るということで胸がいっぱいになったので、開業当日、早速新スカイライナーに乗ってきた次第です。


[各席の下部にコンセントあり]


モバイラーに嬉しいことに、AE形には、各席下にAC100Vの電源が用意されていて、モバイル機器を接続しつつ利用することが可能です。移動時間はわずかではありますが、その間に仕事、充電等が出来るのは大変素晴らしいことです。


[実はUstreamをやろうとしたのですが...]


せっかくなので、WiMAX越しに、Ustreamをやろうと思っていたのですが... 京成成田空港線(北総線)に入ったらトンネルが多いこと等々が相まって、WiMAXが圏外、または電波微弱な状態になってしまい、上手く中継が出来ませんでしたorz... ご覧になっていた方には申し訳ないです。

とりあえず、上野から成田空港までは本当にあっという間でした。座席も、短時間乗車を重視したものになっており、堅いのですが、快適でした。成田空港への(からの)アクセス優等列車としては大変素晴らしい出来です。

場所によっては、JR東日本成田エクスプレスの方が便利なのは言うまでもないのですが、出発地・目的地に応じて使い分けるのが吉なのだと思います。

帰りは、別途料金不要の「アクセス特急」で。京急600形を利用したものでした。


[京急車使用のアクセス特急]


途中の新根古屋信号所と成田湯川駅で待ち合わせがすごく長いのが...orz

(※1)小室駅は、営業上は京成成田空港線の駅として扱われません。
(※2)千葉ニュータウン鉄道は第3種鉄道事業者(専ら路線[および車両]を貸し出す事業者)で、この区間では北総鉄道と京成電鉄が別個に路線を借用して営業している扱いとなります。

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